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平成30年新年のご挨拶

2018・01・06
フロン排出抑制法が施行されて3年目を迎えました。 この間、いろんな問題点や課題が見えてきました。 法律そのものが末端のユーザーまで理解されておらず、認知度が低いと感じます。 ある規模を境に法の認知度が極端に下がってしまう事など課題も多く協会も関係団体、行政と協力して周知活動に取り組まなければならないと思います。 又、一昨年のキガリ改正(MOP28)で先進国は現在の主力冷媒であるHFCを2036年までに85%削減することで合意がなされていますので我々協会の果たす役割は益々重要となり協会の存在意義も高まったと考えます。 平成14年に施行されたフロン回収破壊法のころはオゾン層の破壊問題が大きな問題でありました。 今現在もオゾンホールは大きくなることは無くなったようですが、まだ毎年のように発生しており継続中であります。 HFC冷媒に切り替わってしばらくすると、今度は地球温暖化問題になってきます。 HFC冷媒は地球温暖化係数の高い温室効果ガスでありますので適正に回収して適正に処理されなければなりません。 我々協会は昨年も「効率的な回収技術の講習会」を開催し回収技術の基本と高効率回収や少量も漏らす事なく回収する術を学びました。 本年も引き続きフロン排出抑制法の更なる周知活動と協会会員の技術の向上に努めフロンの適正な回収、漏洩防止、回収率の向上、排出抑制に取組み未来の子供達のために地球環境の改善に少しでも貢献できれば幸いです。 皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

平成30年 年頭所感
(一社)福島県フロン回収事業協会
代表理事会長 色摩啓司